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能登被災地で追跡調査、全箇所で異状なし スナップロック協・第36回総会 マイクリップに追加

2025/07/09 産業 業界団体
藤野会長

 日本スナップロック協会(藤野正勝会長)は6月5日、成田市内で第36回定時総会を開催。デモ施工の積極開催など工法PR活動に注力する方針を盛り込んだ今年度事業計画案を承認した。理事に東亜グラウト工業中部支店の大矢憲副支店長が選任された。

 昨年度の施工実績は、修繕工法(スナップロック工法)が73カ所(対前年度比461.5%増)、耐震化工法(マグマロック工法)が3405カ所(同比5%減)となった。

 また能登半島地震被災地で、マグマロック工法NGJ・miniNGJ施工箇所の追跡調査を実施。6月には金沢市内の129カ所全てで異状がないことを確認した。3月末にも中能登町、かほく市、宝達志水町で追跡調査を実施しており、全125カ所で異状は確認されなかった。

 今年度は、デモ施工と追跡調査報告書の2本軸で、効果的な工法PR活動に取り組む。技術開発面では、φ200更生管用の切削機の改良を検討していく。

 あいさつした藤野会長は、八潮市の道路陥没事故を契機に下水道管路のメンテナンスに対し住民の関心が高まっていることを追い風に管路修繕・耐震化事業が進展していくことに期待を寄せた。


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