カスタマーサービス強化へ NJS、CDCアクアS社を子会社化 マイクリップに追加
NJS(村上雅亮社長)は、上下水道関連ソフトウェア開発・保守や上下水道事業関連のアウトソーシングサービスを手掛けるCDCアクアサービス(本社=千葉市、川﨑尉匡社長)を子会社化することを明らかにした。25日開催の取締役会で決議した。シーデーシー情報システム(親会社)が保有するCDCアクアサービスの全株式を取得する。4月上旬に株式譲渡が行われる予定。
NJSでは多様化する水インフラ分野の課題への対応として、事業戦略の立案から調査・設計、そして管理・更新のマネジメントまで一貫して提供する「オペレーション・カンパニー」への転換を目指し成長戦略を定めているが、その成長戦略の重要な構成要素の一つとして「カスタマーサービスの強化」を掲げていた。
CDCアクアサービスは、上下水道事業に関する料金管理・各種申請・コールセンター等のカスタマー向けサービスを展開しているほか、転居等手続、料金収納等に関するモバイルシステム、スマートメーター、電子契約等の自治体DXサービスを提供している。
今回の子会社化で、NJSのコンサルティング・ソフトウェアサービスと、CDCアクアサービスのカスタマーサービスを融合させることで、さらなるカスタマー価値の創出と地域の上下水道事業の進展へとつなげ、成長戦略で掲げた展開方針の実現へとさらに一歩踏み込んでいくねらいとみられる。
【CDCアクアサービスの概要】▽資本金=2000万円▽設立=2022年12月20日▽大株主=シーデーシー情報システム。