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2023年913日 (水) 版

先進11事例が栄誉に浴す 令和5年度循環のみち下水道賞表彰式 マイクリップに追加

2023/09/13 総合 国土交通省

 国土交通省は8日、令和5年度(第16回)国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」の表彰式を開催した。同賞は、健全な水循環、資源・エネルギー循環を創出する「循環のみち下水道」に基づく優れた取組みを表彰し、好事例を全国に水平展開していくことを目的に実施しているもの。

 今年度のグランプリには、堺市が手掛けた「介護予防とコミュニティ創出の鍵は??マンホールにあり!!」が選ばれた。このほかイノベーション、防災・減災、アセットマネジメント、広報・教育の各部門から10事例が栄誉に輝いた。

 表彰式には、斉藤鉄夫大臣のほか、イリディオ・シメネス・ダ・コスタ駐日東ティモール大使も駆けつけた。国交省幹部職員も列席。司会は2023ミス日本「水の天使」の竹田聖彩さんが務めた。

 あいさつに立った斉藤大臣は「今回受賞される皆さまは、アイデアと工夫を凝らし、全国の模範となる素晴らしい取組みを現場で実践してこられた」と述べ、「今後とも全国をリードする先進的な取組みにご尽力いただければ」と受賞者を祝した。

 また受賞者を代表してグランプリを受賞した堺市から森功一上下水道事業管理者があいさつ。「各部門で受賞された各都市の取組みも大変素晴らしいものばかり。その中でグランプリに選ばれ大変光栄」と受賞を喜んだ。また、高齢者の健康増進事業の見直しが議会でも大きな争点となったこと、若手職員からデザインマンホールを活用して高齢者の外出のきっかけづくりとまちの魅力発信につなげる提案があったことなど事業に取り組んだ背景を明かし、「こうした取組みを評価いただいたことは、『続けることで続く、変化を恐れず、創造・挑戦し続ける』を経営理念とする堺市上下水道局において大変励みとなる」と述べ、さらなる飛躍を誓った。


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