全国普及へ体制確立 アイスピグ工法、九州地域協会が発足 マイクリップに追加
西原会長
アイスピグ研究会と連携し、各地方でアイスピグ管内洗浄工法の普及に取り組む七つ目の地域協会として、6月18日付で「アイスピグ九州地域協会」が設立された。
すでに北海道・東北・関東・中部・近畿・中国四国の6地域協会が設立されており、全国をカバーする体制が整った形になる。
九州地域協会は沖縄県を含めた九州地方8県を所管する。会長企業は東亜グラウト工業九州支店が務め、同社九州支店長の西原正剛氏が会長に就任した。また、同社と環境開発(福岡市)、共栄環境開発(久留米市)の3社で役員会を構成する。環境開発と共栄環境開発は平成29年、九州で初めてアイスピグ工法による下水道分野の案件を受注していた。
西原会長は設立に当たり、「アイスピグ管内洗浄工法は時代の要請に合った、経済的かつ環境に優しいオンリーワン工法として今後ますます躍進するものと確信している。皆さまとともにインフラ事業を通して社会に貢献してまいりたい」と意気込みを話している。
設立時点での会員は次の通り。
東亜グラウト工業九州支店(福岡市)▽エース・ウォーター(同)▽環境開発▽九州ヒノデサービス販売(北九州市)▽共栄環境開発▽サニタリー(鹿児島市)▽トキワ設備(福岡市)▽中野管理(宮崎市)▽バイオテックス(佐賀市)
今年度は九州管内の水道事業体と実施する共同研究やデモ施工を本格採用につなげていくよう努めるほか、農業用水市場にも参入を図っていく。 なお、アイスピグ工法は昨年度に九州で4件(延長4.9km)の施工実績を上げ、前年度の2.2kmから大幅に延長を伸ばした。