【八潮市道路陥没】緊急点検 全国で始まる、千葉県は３１日未明から
埼玉県八潮市で発生した道路陥没を受け、全国の自治体で同様の事故を防ぐべく緊急点検が進められている。千葉県では３１日未明より点検を開始し、同日午後にその様子を報道陣に公開した。
緊急点検は、事故を受けて国土交通省が指示したもの。大規模な下水処理場に接続する口径が大きい管きょを対象に、これを管理する流域下水道管理者に対し、２月７日までに目視等で点検し、その結果の報告を求めている。千葉県では７４.３ｋｍが対象となっている。
報道公開の現場となったのは、江戸川第二終末処理場に接続する松戸市栗山の管路（口径３５００ｍｍ）。業務は県が千葉県下水道公社に委託し、さらに同公社が一部を「クボタ環境・和合エンジ・ウォーターエージェンシー特定委託業務共同体」に再委託して行われた。
点検をしたのは、公社の職員１人とＪＶの職員２人。同県のちば野菊の里浄水場の南東の人孔から地中に降り、対象管路に接続している管路から目視による点検を行った。
なお、今回の点検では、対象管路に異状は見られなかった。
緊急点検の様子（千葉県提供）