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地域の文化担う存在に HWS、コンセッション事業者が議論 マイクリップに追加

養殖ウナギの弁当を提供

 浜松市西遠浄化センターのコンセッション事業を受託している浜松ウォーターシンフォニー(HWS、熊谷眞純代表取締役)は3月2日、第4回浜松国際下水道セミナーを開催。同社および三浦市・須崎市・宮城県の下水道コンセッション受託事業者がパネルディスカッションを行った。

 同社は平成30年度に同浄化センターの運営権設定を受け、上下水道分野で国内初となるコンセッション方式による20年間の施設運営を行っている。昨年からは任意事業として、地元漁協との連携による養鰻を開始。同センター内に養殖ウナギの飼育槽を設置し、飼育槽の水の加温の熱源に汚泥焼却炉の低温排熱を利用(令和9年度末までのパイロット期間は温水器を利用)することで、地場産業への貢献や養鰻における化石燃料への依存からの脱却等を図る。なお飼育槽の排水は同センターで処理する。

 パネルディスカッションに先立ち、各地のコンセッション事業の概要を紹介。維持管理業務における管内ドローン等の新技術の活用、部分修繕による設備の長寿命化、DXプラットフォームを用いた関係者間での情報共有・危機管理の高度化、外注工事における随意契約・DBの採用による効率化といった各事業の特徴や工夫点を紹介した。

 パネルディスカッションでは、NJSの竹田功オペレーションズ本部長(須崎市)、インフロニア・ホールディングスの大塚淳総合インフラサービス戦略部長(三浦市)、みずむすびサービスみやぎの安東武智社長(宮城県)、HWSの中村匡志COOがパネリストとして登壇。またWater―nの奥田早紀子代表理事がモデレーターを務めた。施設や設備の長寿命化のための運営権設定による広い裁量の重要性、将来の担い手確保のための水関連企業のプレゼンス向上、情報開示や住民参加型活動による地域の文化の継承といった幅広い視点で議論を交わした。

 なお会場では、養鰻パイロット事業で養殖したウナギを使用した弁当が振る舞われた。


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