日本下水道新聞 電子版

2026年34日 (水) 版 PDF版で読む 別の日付を表示
2026年34日 (水) 版 別の日付を表示 PDF版で読む

管路管理の安全確保で研究集会開く 21世紀水倶楽部 マイクリップに追加

2026/03/04 産業 その他

 21世紀水倶楽部(栗原秀人理事長)は2月6日、研究集会「下水管路の維持管理と安全を考える」を開催。管路の維持管理における安全をテーマに議論が交わされた。

 冒頭あいさつした栗原理事長は行田市転落事故などに触れ「今回の研究集会では、事故防止のための体制や教育、技術開発など、安全に焦点を当てて議論を進められれば」と述べた。

 管路診断コンサルタント協会の山下徹副会長は「コンサルタントから見た下水管路の維持管理と安全管理」と題して講演。作業員の正常性バイアスや生存者バイアス、経験則バイアスなどの対策として、管路内作業リスクマップの作成や維持管理業・製品製造業・コンサルタントなどによる官・産・(学)の協働が必要であるとの考えを示した。

 管清工業東京本部公共事業部工事部の田村司郎統括部長は「下水道管路の維持管理作業の現状と問題点―現場からの提言―」と題して講演。ヒヤリハットの周知や実地訓練、心理的対応訓練により、二次災害の発生を防止する必要があるとし、安全パトロールなどの同社の取組みを紹介した。

 東京都下水道局計画調整部の佐藤研三技術管理担当課長は「東京都における下水道管路の維持管理と安全対策」と題して講演。事故予防対策会議や「下水道局安全心得」を紹介した。

 厚生労働省労働基準局安全衛生部安全課建設安全対策室の東好宣技術審査官は「労働安全衛生と下水管路の維持管理作業」と題して講演。管路作業の労働災害対策における、大雨注意報や上流域への降雨といった情報の収集の重要性を説明した。

 総合討論では、はじめに、国土交通省水管理・国土保全局上下水道企画課管理企画指導室の平野裕之課長補佐が関連行政の最近の動向を、長岡技術科学大学の北條理恵子准教授がISO/IECのガイド51における安全の定義などを紹介した上で議論を行った。


この記事を見た人はこんな記事も見ています

産業の過去記事一覧

×
ようこそ、ゲストさん。
新規会員登録 ログイン 日本下水道新聞 電子版について