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復旧支援協力に謝意 能登半島地震、大森能登町長ら大阪市訪問 マイクリップに追加

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  • 能登町での支援の様子
  • 寺川局長(右から2人目)らが出席

 能登半島地震で被災した石川県能登町の大森凡世町長らが8月22日、大阪市役所を訪問し、水道、下水道の復旧支援への協力に謝意を述べた。

 今年1月1日に発生した能登半島地震では、能登町内でも最大震度6強を観測。町内全域で、土砂崩れや津波、家屋の倒壊、液状化などの被害が発生した。

 上下水道施設にも甚大な被害が発生しており、水道関係では管路被害延長は419kmに及び、その被害率も0.51となった。また下水道関係では、管路の全延長78.5kmのうち19.9kmで被災が確認され、その被災率も25.4%となったほか、マンホールについても浮上や破損、ズレなどの被害が確認されている。

 被災した上下水道施設の復旧に当たっては、発災直後から国が上下一体となった支援を掲げ、全国の自治体や、関係団体が続々と現地で支援活動を展開した。大阪市からは、水道で1月3日~5月15日までの期間で延べ220人、下水道ではクリアウォーターOSAKAも含めて1月8日~4月7日までで述べ104人が支援のために現地入りしている。4月以降は、復興を支えるため中長期派遣がスタートしており、能登町には大阪市のほか、京都市、長崎県から職員が派遣されている。

 面会当日は能登町から大森町長のほか、道下政利危機管理室長、千徳博秘書室主幹が、大阪市側からは谷川友彦水道局長、寺川孝建設局長をはじめ両局幹部が出席した。席上、大森町長は、上下水道一体となった復旧支援への感謝を述べつつ、被災状況や現在の動向を共有した。


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