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光技術導入を示唆 オールライナー協、新会長に石黒豊興産会長 マイクリップに追加

2024/06/19 産業 業界団体
石黒会長

 オールライナー協会は6日、金沢市内で第30回定時総会を開催。役員改選では、新会長に豊興産の石黒望会長が就任した。総会後の報告で海外より新たな光硬化工法を技術導入していく方針が発表された。

 令和5年度のオールライナー関連工法(本管更生)の施工実績は104kmと例年並み。昨年度は省力化工法であるオールライナーHM工法が日本下水道協会のⅡ類資器材に登録された。能登半島地震支援の一環で輪島市内で入浴支援活動(仮設風呂)を展開したほか、金沢市企業局に義援金100万円を寄贈した。

 今年度は総会同日開催の理事会にて新工法開発が承認を得られたことから、アクアインテック、管清工業の2社で光硬化工法の技術導入および開発を進める。年度内に基本データ収集に取り組み、その後、建設技術審査証明申請・取得に向けた準備を進める。将来的には協会取り扱いを予定。

 今回で退任した久保田前会長は、設立30周年を迎えたことについて「平成2年に技術導入し、平成4年に福山市でパートライナーが、平成5年に広島市でオールライナー工法の大口施工を行ったのを皮切りに年々実績を伸ばし、現在では単年度で100km以上、会員総数は400社の組織に成長した。今後も、低コスト化、施工の省力化など技術開発に邁進するとともに、耐震化・老朽化対策として実績を伸ばしていきたい」との意気込みを述べた。石黒新会長は、久保田前会長のバトンを引き継ぎ、さらなる協会発展に尽力していくことを力強く語った。


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