45件を審議・答申 下水道機構・審査証明委、新規技術は2件 マイクリップに追加
花木理事長(左)に答申
日本下水道新技術機構は1月28日、都内の同機構会議室で「令和3年度第2回審査証明委員会」を開催。民間企業・団体から申請のあった下水道技術45件について最終審議を行った。
冒頭、下水道機構の花木啓祐理事長は「昨年6月の第1回委員会以降、各部門別委員会で詳細な審議を行い今日を迎えた」と前置きした上で、「今、日本の製造業、ものづくりに対する信頼が揺らいでいるのは事実。建設系の中で下水道技術に唯一特化した審査証明機関として、技術評価に責任を持つという意識を一層強め、今回の審議に臨みたい」と気を引き締めた。
審議の対象は、新規2件、変更18件(うち基準達成7件)、更新25件。審議後、船水尚行委員長から花木理事長に答申が行われた。今回答申された技術は、3月開催予定の審査証明事業交付式にて正式に審査証明書が交付される。
新規技術は次の通り。
▽セルフクリーンスイングディスクスクリーン〈SCーSDS〉(三菱化工機)▽オールライナーHM工法(アクアインテック、管清工業)
なお、年度途中に交付されたものを含めると、今年度の新規技術は合計4件。