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働き方改革の取組みを発表 水コン協 マイクリップに追加

2021/11/17 産業 業界団体
Web配信で実施

 全国上下水道コンサルタント協会(会長=村上雅亮NJS社長)は11日、「働き方改革セミナー」をWeb配信で開催。会員企業における働き方改革の取組みについて、企業経営の視点での講演が行われたほか、営業・総務・技術の部門別に取組み事例が発表された。

 冒頭あいさつで村上雅亮会長は、「新型コロナウイルス感染拡大期間を経て、働き方を変えるなら今。セミナーを通じて、より効率的な職場になれば」と意気込んだ。

 働き方改革の事例紹介では、日水コン、中日本建設コンサルタント、三水コンサルタントの担当者が各社独自の取組みを発表。

 日水コンコーポレート本部人事・総務部の眞宅孝典部長が、営業部門を中心とした取組み事例を紹介。同社は、働き方改革として、各支所のオフィス移転やリニューアル、スマートフォンの貸与や内線化を実施。営業部門では、担当営業の属人化防止や帰社せずにこなせる業務の充実を期待し、モバイル端末をフル活用している。

 中日本建設コンサルタント総務本部の山田亨副本部長は、総務部門を中心とした取組み事例を紹介。同社は就労規定の見直しにより、介護休暇の制度化やテレワーク勤務の恒久化へ取り組んでいるほか、職場環境の改善として、会議室のWeb環境拡充やフリーアドレスを含む事務所移転やレイアウト変更を行っている。今後の課題として人事情報管理の一元化や、受注・原価管理・会計状況をリアルタイムで把握しその管理指標を経営に活用すること、そして働き方の変化に対応して人事評価制度を見直すことなどを挙げた。

 三水コンサルタント本社総務部の立花健氏は、同社技術部門を中心とした取組み事例を紹介。同社は、遠隔操作ソフトウェアの利用によりリモートワークを導入。また在宅勤務環境を整えるべく、ハード面では在宅用PCやモバイルWiーFiルーターの支給、ソフト面では操作手順書の作成や説明会の実施などのサポートを行っている。


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