TGK・NJS共同企業体、豊田市管路包括事業者に 期間延伸、緊急対応追加 マイクリップに追加
豊田市上下水道局が進めていた「豊田市下水道管路施設包括的維持管理業務委託」の公募型プロポーザルの選考結果が2日に公表され、サンセルフ(本社=豊田市、富田和敬社長)を代表企業とする「TGK・NJS共同企業体」が事業者に選定された。正式な契約締結は4月1日の予定。履行期間は契約締結日から令和8年3月31日までの5年間となる。
共同企業体は、▽サンセルフ▽トヨタ衛生保繕▽ヤハギエコノス▽猿投衛生社▽浄化槽管理センター▽NJS――の6社から構成。平成30年からの第1期管路包括も受託しており、2期連続で担う形となる。
業務内容は、▽計画策定等業務(維持管理計画および月間維持管理計画策定業務、改築計画策定業務、ストックマネジメント計画改訂業務)▽点検・調査および清掃等業務▽その他業務(住民対応・事故対応・修繕、油脂閉塞予防・木根侵入閉塞予防調査業務、災害対応業務等)。汚水管きょ(公共下水、農集排、地域下水道)・マンホール(蓋含む)、公共ます・取付管に加え、雨水管きょ・マンホール(蓋含む)が対象となる。
第1期と比較し、事業期間が3年から5年に延伸されたほか、布設替えを伴う緊急対応(土木工事)などについても業務委託のメニューに追加された。
代表企業の富田社長は、「一期目では住民対応業務において夜間対応なども含め大きなトラブルもなく対応できた。豊田市では公共サービスで官民連携事業を推進しているが、その一つとして下水道管路の維持管理も重要な位置付けであると認識している。周辺自治体からの関心が高まっている中で、民としての使命を果たしていきたい」と抱負を述べた。