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維持管理の工夫を紹介 下水協・汚泥処理セミナー、オンラインで開催 マイクリップに追加

今年はオンラインで開催

 日本下水道協会は4日、「令和2年度下水汚泥処理セミナー」を開催した。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となった「下水汚泥の有効利用に関するセミナー」の代替企画で、ウェブ会議ツールを活用したオンライン開催となった。「適切な維持管理の構築に向けて」をテーマに、官民の出席者から好事例が紹介された。

 セミナーには、東京都下水道サービス、東芝インフラシステムズ、埼玉県下水道公社、栗田工業、クリアウォーターOSAKA、水ingの6者が出席し、汚泥処理施設での維持管理上の工夫事例の紹介とともに、各発表への質疑応答の時間などが設けられた。高速溶解設備についてその効果や有効性を確認したもの、可溶化装置の実証試験の概要の報告、汚泥が持つ熱を測定し消化効率の向上に結び付けるなどの取組みが紹介された。

 冒頭、日本下水道協会技術研究部の井上雅夫部長はあいさつで「マネジメントの重要性が求められる中、セミナーでは先進的な取組みをしている事業者に講演いただく。維持管理上の課題解決の一助や一層の進化に役立ててほしい」と期待を述べた。


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