中学生に安全支える仕事を紹介 東亜グラウト工業 マイクリップに追加
中学生6人が参加
東亜グラウト工業は11月6日、佐倉市立西志津中学校の生徒6人の企業訪問を受け入れた。同校が校外学習の一環として実施しているもので、同社からは、管路・防災・改良の3グループの担当者が、事業内容を説明した。
管路グループは、地球上で私たちが実際に使える水は少なく、安全な水と衛生的なトイレが使える場所は限られていることを話し、上下水道の役割を強調。健全な水循環を持続させるために、老朽化した下水道管を更生し、将来に向けて下水道を維持管理する大切さを説いた。
防災グループは、日本の国土に可住地が約30%しかないことを説明した上で、可住地であっても地震や大雨などの危険にさらされていることを解説。同グループが災害の予防・対策を行い、生活や社会・経済活動を支えているとした。
改良グループは、地震による液状化のメカニズムを概説した後、同社がセメントや薬液の注入で液状化を防いでいると紹介した。
その後、参加した生徒が学んだことを発表。「水は世界中で同じように使えるとは限らないので大切」「インフラメンテナンスが私たちの生活を守っている」「インフラにさまざまな職種があるのが分かった」といった感想が述べられた。質疑応答では、仕事のやりがいや入社のきっかけ、安全面の工夫などへの質問が寄せられた。
