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アルファライナーH新工場稼働 LCR・第4回総会、4tデモ車2台体制に マイクリップに追加

2025/05/28 産業 業界団体
田村会長

 光硬化工法協会(LCR、田村賴一会長)は22日、都内で第4回定時総会を開催。デモ施工・説明会を通じた光硬化工法の優位性PRに取り組む旨などを盛り込んだ今年度事業計画案を全会一致で承認した。

 役員改選では、副会長に東亜グラウト工業の大岡太郎氏、理事にアクアスマートの中村美保子氏と豊産管理の竹谷佳野氏、監事に水十水工業の野田隆志氏と金沢環境サービス公社の深山祐介氏を新任した。

 昨年度、光硬化工法(本管更生)の施工実績は、約135kmと対前年度比約15%増。FRP内面補強工法は本管(熱)1万6349カ所(対前年度比9.8%増)、本管(光)5576カ所(同同数)、取付管ライニング9613カ所(同13.4%減)となった。

 また、材料メーカーがアルファライナーH材料の開発拠点作りと東日本を主とした製造出荷拡充のため、茨城県八千代町に工場を新設。昨年12月9日に日本下水道協会からⅡ類登録および認定工場を取得し、今年1月から生産活動を開始した。これにより、既存の3工場と併せて4工場での材料供給体制となった。

 今年度は、光硬化工法用に新たに4tデモ施工車を導入し、FRP工法用と併せて2台のデモ施工体制とする。これに伴い、両デモ施工車のラッピングのコンセプトを統一。下水道展’25大阪をはじめとする展示会や各地域支部主導のデモ施工でPR活動を展開する。

 あいさつした田村会長は、八潮市道路陥没事故を「改めてインフラの安全性と維持管理の重要性が認識された」と振り返り、今後見込まれる集中した発注への適切な対応の重要性を訴えた。


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