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国土強靱化へ防食に脚光を シートライニング協、技術講習会開催 マイクリップに追加

2024/05/08 産業 業界団体
前田会長

 防食シートライニング工法協会(前田敏也会長)は4月24日、都内で第18回技術講習会を開催、オンラインとの併催で自治体・コンサルタント・関係企業などから多数が聴講に訪れた。

 冒頭、前田会長は能登半島地震発災を受けて一日も早い復旧・復興を祈念するとともに、「今回の地震災害でも改めて感じたが、防食機能低下で腐食した構造物は今後も二次災害の恐れが懸念される。下水道施設の耐久性は防食によって担保されている。シートライニング工法は耐久性に優れており防災に役立つものだと思っている。今回の講習を通じて同工法への理解を深めるとともに、防災意識を高めることにもつなげていただきたい」と力強くあいさつした。

 講習会では、根岸敦規同協会技術部会長による「上下水道コンクリートの劣化事例と補修技術」の紹介、齋藤英郎同協会事務局次長によるシートライニング工法の紹介をはじめ、「下水道事業の現状と将来の課題」のテーマで極東技工コンサルタント東京本社技術顧問中沢均氏の講演、安藤ハザマ・グローバルワークス・東京都市大学共同事業体による「耐食性鉄筋コンクリート製品の海外実証」をテーマにした講演を展開。参加者は熱心に耳を傾けていた。


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