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2022年629日 (水) 版

強靱化追い風に好調 日本スナップロック協・第33回定時総会、遠隔装置など普及へ マイクリップに追加

2022/06/29 産業 業界団体
川口会長

 日本スナップロック協会(川口敏彦会長)は16日、函館市内で第33回定時総会を開催。管路耐震化事業における普及啓発活動の強化、新技術の開発加速などを掲げた令和4年度事業計画を承認した。

 冒頭、川口会長は今年4月に死去した故・大岡伸𠮷東亜グラウト工業相談役について「当協会設立の黎明期から約12年間会長を務められ、今日の協会の礎を築かれた」と感謝の意を述べるとともに、管路耐震化事業でのさらなる飛躍・発展を誓った。

 令和3年度の施工実績はスナップロック工法が217カ所(前年比160%)、マグマロック工法が4444カ所(同比127%)と好調さが伺えた。マグマロックの内訳としては、ML425カ所、MH7カ所、NGJ1328カ所、mini・NGJ2645カ所。昨年度に取り扱いを開始した推進管(空伏せコンクリート適用)用遠隔施工装置については39カ所で施工を実施した。

 令和3年度の事業活動のうち、広報関連では下水道展'21大阪などの展示会事業に出展。技術関連では施工技能士研修会を浦安技術センターでのリアル研修会とオンライン研修会で開催した。

 今年度は、展示会事業への出展やデモ施工を企画しているほか、引き続き研修会を開催し、施工管理、品質管理、工法の信頼性向上に取り組んでいく。また、昨年コロナ禍を考慮して中止した「安全・品質パトロール」を定期的に実施することを予定。技術開発では空伏せ防護コンクリート探査技術の確立と塩ビ管管口耐震技術の開発を目標としている。


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