令和4年度循環のみち下水道賞、募集を開始 マイクリップに追加
国土交通省下水道部は、令和4年度(第15回)「国土交通大臣賞(循環のみち下水道賞)」の募集を開始した。同賞は平成20年に創設されたもの。健全な水循環、資源・エネルギー循環を生み出す21世紀の下水道のコンセプトである「循環のみち下水道」に基づく優れた取組みを表彰し、広く発信する。
現場における創意工夫や新技術の活用を対象とした「イノベーション部門」、ハード・ソフト両面からの災害対策を対象とした「防災・減災部門」、人・モノ・カネに関する優れた取組みを対象とした「アセットマネジメント部門」、効果的な広報活動や環境・防災教育を対象とした「広報・教育部門」の、4部門で事例を募集している。
昨年の第14回グランプリは、恵庭市、NJS、日本下水道事業団、水ingエンジニアリングの官民のグループが手掛けた「都市代謝施設の集約化を活かした資源循環・有効利用の取り組み」が選ばれている。ゴミ焼却に伴い発生する余熱を汚泥消化などに活用してバイオガス発電量を増加させ、下水処理場で消費する電力以上の発電量を生み出すなどの効果を得ていることなどが評価されている。
募集要項は次の通り。
▽応募期限=6月24日(金)必着▽対象=地方公共団体、民間事業者、学校・教育機関、水環境保全活動等を行っている各種NPO・ボランティア団体・市民団体。