国内調査延長2000km突破 管清工業・KPRO マイクリップに追加
管清工業が開発した管路スクリーニング用自走式テレビカメラ「KPRO(ケープロ)」の累計調査延長がこのほど2000kmを突破した。
同社では平成27年からKPROを活用したスクリーニング調査を展開しており、4年間で1000kmの大台を突破してから、続く1000kmはわずか2年間で達成するなど、活躍の場は日増しに増大している。採用都市は全国92自治体と数多くの実績を構築しつつある。
全国の管路総延長約48万kmに対し標準耐用年数(50年)超過管路は2万kmを超えている状況の一方、同社によると年間調査延長は約4000kmほどと、管路調査の加速が求められている。
そうした中、管路の異常箇所の絞り込みを効率的に行う手法として管路スクリーニングが提唱されており、同社ではそれに対応する技術としてKPROを開発。平成30年度のB-DASHプロジェクト採択案件「ICTを活用した総合的な段階型管路診断システムの確立にかかる実証研究」においてスクリーニング技術としてKPROが活用されており、その手法は技術導入ガイドラインとして取りまとめられている。
KPROの日進量は、従来の自走式テレビカメラの倍以上となる標準800m/日だが、現地の状況次第で1500~1800m/日(実績値)も可能とのこと。