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先進7事例が栄誉に浴す 循環のみち下水道賞表彰式 マイクリップに追加

2021/09/15 総合 国土交通省
オンラインで受賞者を表彰

 国土交通省は10日、令和3年度(第14回)国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」の表彰式を開催した。司会は、2020ミス日本「水の天使」の中村真優さんが務めた。

 同賞は、健全な水循環、資源・エネルギー循環を創出する「循環のみち下水道」に基づく優れた取組みを表彰し、好事例を全国に水平展開していくことを目的に実施しているもの。

 今年度のグランプリには、恵庭市、NJS、日本下水道事業団、水ingエンジニアリングの官民のグループが手掛けた「都市代謝施設の集約化を活かした資源循環・有効利用の取り組み」が選ばれたほか、防災・減災、アセットマネジメント、広報・教育の3部門から6事例が表彰された。

 表彰式では、朝日健太郎国土交通大臣政務官から受賞各者に表彰状が授与された。なお、新型コロナウイルス感染症対策として、受賞者らはWebでの出席となった。

 朝日政務官は「受賞事例は、アイデアと創意工夫を凝らした全国の模範となる素晴らしい取組み。皆さまの功績に敬意を表すとともに、今後とも全国をリードする先進的な取組みの推進に一層尽力を」と受賞者を祝した。

 グランプリを受賞した恵庭市らの事例は、ゴミ焼却に伴い発生する余熱を、汚泥消化などに活用することで、バイオガス発電量を増加させたもの。下水処理場で消費する電力以上の発電量を生み出すなどの効果が生まれており、地域のバイオマス資源の有効利用事例として評価された。

 このほか国交省ウェブサイトでは、各部門の受賞事例に加えて、今回、惜しくも受賞を逃した応募事例についても掲載している。


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