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国交大臣賞に管清工業、京環メンテが防衛省優秀賞 第4回インフラメンテナンス大賞 マイクリップに追加

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  • 国土交通省大臣賞に管清工業
  • 京環メンテナンスは防衛省優秀賞を受賞

 インフラメンテナンスに関する優れた取組みや技術開発を表彰する第4回インフラメンテナンス大賞が11月27日に発表され、下水道分野では、地域住民との交流の取組みを行った管清工業が国土交通大臣賞を受賞したほか、下水道管の更生を手掛ける京環メンテナンスが防衛省の優秀賞を受賞した。

 国土交通省のほか、総務、文部科学、厚生労働、農林水産、経済産業、防衛の各省の大臣賞や特別賞、優秀賞に計35件が選ばれた。表彰式を来年1月8日に各省合同で開催する。

 国交大臣賞を受賞したのは管清工業の「下水道管内調査のライブ映像公開による下水道の見える化と地域住民との交流」。

 今年から始めた取組みで、下水道管内の調査を行っている現場にモニターを設置。モニターには、TVカメラ調査の映像をリアルタイムで映し、通りがかった住民に、普段目にすることのない下水道の裏側を知ってもらう取組み。興味を持った住民には、同社の社員がパネルを使って「どのような調査を行っているのか」「油など下水道に流してはいけないもの」などを説明した。住民とのコミュニケーションを通じて下水道の役割や、その適切な使用方法の啓発を図った。同社では今後も、全国の都市部にある拠点で同様の取組みを進めていく考え。

 また、京環メンテナンスが開発した「RAKUYUーZ工法(不断水水替工法)」が防衛省の優秀賞を受賞した。

 インフラメンテナンス大賞は、メンテナンス産業の活性化やインフラメンテナンスの理念普及などを目的に平成29年から実施されているもの。今回は288件の応募があり、有識者による選考委員会(委員長=三木千壽東京都市大学学長)の審査を経て、受賞者を決定した。


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